













淡路島の地質から紐解く美味しさの秘密
淡路島の海産物が豊かで美味しいワケは、プレートの動きにありました。

参考文献
巽好幸『「美食地質学」入門-和食と日本列島の素敵な関係-』(光文社新書)
グルメメニュー
海に囲まれた島だからこそ味わえる新鮮な海産物から
畜産、野菜、果物に至るまで食材の宝庫と称される淡路島。
季節の度に訪れたい旬の味があります。
牛丼と言えば、誰もが思い浮かべる有名チェーン店はどこで食べても見事に同じ味。それに引き換え淡路島牛丼は、淡路島を代表する食材、島内産の「牛肉」「玉ねぎ」「米」を使うというルールは順守しながらも、提供店舗の自由な工夫を認め、お客様による選択の幅を広げて、産地ならでは、観光ならではの「食べ歩きの楽しみ」を生み出しました。価格も数百円からなんと5000円以上まで様々、王道パターンから焼肉バージョン、ローストビーフや創作系まで、ついつい何年も掛けて制覇したくなるような楽しさ満喫のラインナップです。2008年にスタート以来、B級グルメならぬA級グルメ“島のソウルフード”として人気を博していて、淡路島を代表するヒットグルメとなりました。
しらすは、アシが早くて傷みやすく、釜揚げや天日干し(ちりめん)をする事で保存性を高めてきた人気の食材です。しかし岩屋の漁師には、獲れたての生しらすが持つ、見た目・口触り・食感・味が絶品であることを、たくさんの人に知ってもらいたいという熱い思いがあり、加工業者・料理人等と試行錯誤を重ねてきた結果、2011年、遂に水揚げ直後に先取り(セリをとばすこと)して、鮮度そのままに近くの工場で瞬間冷凍する画期的な手法を編み出し、ブランド名を「淡路島の生しらす」として販売を開始しました。水揚げされたしらすの中から、最高鮮度の「きれいもん」のみが生しらすとなり、その量はわずか2%程度です。毎年4月下旬から11月下旬まで、季節限定で味わえる淡路島ならではのグルメです。
サワラはとにかく足の早い魚で、照り焼き・塩焼き・西京漬け等で食べるのが一般的です。しかし五色地域の漁師は、明治以前から漁師飯としてサワラを刺身やタタキで食べ、地域の祝い事「ハレ」の日には、必ず新鮮な“生”のサワラ料理を食べるのが慣わしで、さっぱりとしたなかにも甘さがあり、身が柔らかく中トロのようにとろける味は、「生のサワラは皿まで舐める」とも言われてきたほどです。「この漁師の御馳走をみんなに届けたい!」という思いの下、地域一丸となって協力し合った結果、新名物としての“淡路島生サワラ丼”が2014年にスタートしました。漁から調理まで鮮度が勝負の生サワラは、淡路島に来ないと食べられないグルメで、特に4月下旬から11月下旬までが旬となります。
ヤマメが川から海に下り、海で育つことにより銀化したサクラマス。天然のサクラマスは「幻」と呼ばれるほど希少で、養殖の専門家の間では「サケ・マス類の中で一番美味しい」と言われるほどその身の美味しさには定評があります。「淡路島サクラマス」は福良湾の恵まれた海域環境に加え、常に養殖技法をアップデートし続けることで、天然物にひけを取らないほど上質なサクラマスに育てあげられています。
「ご当地サーモン」にはトラウトサーモン系種が多く、臆病で養殖が難しいサクラマスは希少ですが、雑味の無い上品な甘味・旨味は別格です。3月~5月限定で、地元のホテルや宿、飲食店の料理人達が各店それぞれに腕をふるって作った、島の旬素材と共演する多彩な春の創作料理を満喫してください。
福良で漁師の冬の副業として根付いた伝統産業の手延べ素麺は、有名ブランドの機械化がどんどん進む中、昔ながらの手作業にこだわって麺を延ばし、10月~4月の寒い時期に二昼夜かけて行われる、作り過ぎない素朴な味が特徴の麺です。「淡路島ぬーどる」は、その職人たちが2009年に開発し販売を開始した「素麺の進化形」で、長さ24センチ・直径2ミリと太くて長くモチモチした食感が特徴の麺です。店舗では淡路島産の食材を必ず使用して提供するのがルールになっている、島ならではの新ブランドです。メニューは和食のみならず、洋食や中華まで多岐に渡り、淡路産の牛・猪豚・鶏や多彩な魚介類、地元野菜とコラボレーションした多彩さで、店舗ごとに創意工夫を凝らし競い合っています。
淡路島産のフルーツ、牛乳、卵、玉ねぎのいずれかの食材を使って、パティシエ達が腕を競い合う「島スイーツ」。温暖で日照時間の長い環境で丁寧に育てたフルーツは、なるとオレンジや苺・トマト・いちじく等多岐に及び、出来上がったスイーツの種類も、パフェ・タルト・クレープ・ワッフル・コンフィチュール・ラスク・マカロン・パイ・プリン・ケーキ・デニッシュや、バームクーヘン・スイートポテト・フレンチトースト・ソフトクリームなどなど、書ききれない多彩さで、島中のあちこちのお店に宝石箱のごとく散らばっています。オシャレなカフェでくつろぎながら味わうのも良し、伝統の専門店でお土産として買うのも良し、スイーツ巡りの旅も楽しめます。
都会では、通常のファストフード店よりも高い価格帯で提供される本格的なグルメバーガーが近年人気ですが、旅行中に旅先で食べたいハンバーガーは、なんと言っても「ご当地バーガー」。淡路島バーガーは、旅先の食体験と旅先の思い出が何重にも積み重なって楽しめます。瀬戸の豊かな海と温暖な気候を背景に、人々が工夫し努力を積み重ねてきた淡路牛や玉ねぎ、レタスや海の幸といった数々の淡路島食材を使った個性派ぞろいのラインナップ。中には全国第3回ご当地バーガーグランプリ1位受賞、第4回2位受賞のバーガーもあり、その他のバーガーも、例えばバンズに淡路米、卵に淡路島鶏卵などを使い、更なる地産地消にこだわるなど、常に進化し続けています。
「お皿の中は淡路島の食材だけ!」淡路島の温暖な気候が生み出す、栄養価が高くて質のよい野菜たち。その美味しさを知って頂きたい!との思いに賛同してくださったシェフが淡路島食材をふんだんに使った各店オリジナルの「島サラダ」を提供しています。お皿の中はオール淡路島産の食材です(調味料等は除く)。島の農家自慢のシャキシャキな野菜や果物、島の漁師自慢のピチピチな魚介類、島の牧場自慢のジューシーなお肉や牛乳が、シェフたちの手で美味しいサラダになりました。淡路島の美味しいものを召し上がってください。
島サラダの紹介動画【淡路弁バージョン】

淡路島産食材こだわり宣言店は、3つの登録基準を満たすことを自ら宣言している飲食店やホテル・旅館です。
これらの条件を満たしたお店には、下のマークが付与されています。

その① 年間に使用する生鮮食品における淡路島産の割合がおおむね5割以上である。
その② 淡路島産の食材にこだわり、情熱を持って料理している。
その③ 淡路島産食材を使った料理であること、またはその日に使われている淡路島産食材をメニューや店内表示でお客様にわかりやすく伝えている。
目印は左のマーク、星二つ(★★)は5割以上、星三つ(★★★)は、なんと8割以上が淡路島産です。このマークを目印に淡路島をめぐるのは、旅先で味わうグルメの醍醐味です。
インタビュー
”食の宝庫”淡路島を支える生産者たちの
熱い想いをご紹介します。
淡路島の豊富な食材たち
古代より朝廷へ献上されてきた淡路島の食材たち。
島の生産者の努力によって、さらに磨き上げられた淡路島ブランドの食材の数々をご紹介します。
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北は明石海峡大橋で本州に、南は鳴門大橋で四国に連絡する淡路島。そんな淡路島を構成する淡路市、洲本市、南あわじ市で、美味しいグルメをお楽しみください。
AWAJI
豊かな自然と神話が息づく淡路市。四季折々の豊かな自然の風景を楽しめる公園やレジャー施設のほか、日本最古の社・伊弉諾神宮もおすすめです。
SUMOTO
歴史やグルメ、アートを楽しめる洲本市。今も城下町の風情が残る洲本城エリアをはじめ、地元グルメや雑貨屋さん、ギャラリーなども充実しています。
MINAMIAWAJI
温暖な気候と農作物に恵まれグルメメニューが豊富な南あわじ市。さらに、人形浄瑠璃や絶景温泉など、レジャー施設もたくさんあります。
グルメ写真ギャラリー
これまで淡路島をさまざまな人の目線で撮りためた写真たちをご紹介します。
ガイドブックなどの写真とは違う、よりリアルな写真をお楽しみください。