いちご

淡路島の豊富な食材たち

大粒で甘い
淡路島のいちご

 淡路島のいちごは、さちのか、さがほのか、紅ほっぺなど全国の優秀品種を高い生産技術で甘く、大粒に育てています。淡路島のケーキ屋さんが地元のフルーツを使って作った「島スイーツ」でもおなじみ、苺タルトなどに使われています。

 淡路島ではいちご狩りも人気ですが、人気の秘密は、いちごの品種によって大きさ、色味、甘味などが異なるため、食べ比べが楽しめることが挙げられます。

おいしさの秘密・特徴

 いちごの生育は、17度から20度くらいの温度が適温とされています。淡路島は年間平均気温が16度であり、瀬戸内海特有の温暖な気候に恵まれた地域です。また、いちごの育成は保水力がある粘土質の土地が適していると言われており、肥えた土壌に恵まれ、粘り気のある土がある淡路島は気候、土壌ともにいちごの栽培に適しているといえます。

 いちごの栽培にあたり、温室の温度管理や夜間照明の実施、栄養水の補給や農薬不使用など、各農園により多種多様な工夫がされています。こういった農業者の工夫により、淡路島では長い期間、甘くておいしいいちごを楽しむことができます。

おいしい食べ方

 いちごは一粒の中でも、箇所によって糖度が違います。生育していく際に先端部から熟していくため、ヘタの部分よりも先端のほうが甘くなっています。また、いちごは常温の方が甘さを感じられると言われています。そのため、冷蔵庫から出して常温にしてから召し上がる方が、より甘さを感じることができます。

栄養・効能

ビタミンC 美白・美肌に効果的で、風邪の予防や抵抗力アップ、病気や老化の進行を防ぐ抗酸化作用が期待できます。
葉酸 女性にとって大切な栄養であり、妊娠前や妊娠中には必要不可欠です。胎児の神経管閉鎖障害リスクを低減する効果や、赤血球をつくる造血作用があるので、貧血の予防にも有効です。
カリウム 神経や筋肉の機能を正常に保つミネラルの一種です。体内の余分な塩分を排出する役割があり、高血圧予防、むくみ改善に効果があります。
食物繊維 腸内環境を整える効果があるので、便秘でお悩みの方におすすめです。また、いちごの食物繊維は、ヨーグルトなどの酸味と混ぜ合わせることで、善玉菌の餌となりさらに効率的に腸内環境を整えてくれます。

おすすめ・旬の時期

 本来いちごの旬は4月~6月の春限定でした。しかし、ハウス栽培が主流となった現在では、12月~6月がいちごの旬となっています。

 人工的に春のような環境を作り出してまで、いちごを冬に生産するのには理由があります。日本人は初物を尊重する慣習があり、出荷される時期が早ければ早いほど市場での価値が高くなります。そのため、昔は春にしか出荷されなかったいちごですが、どんどん出荷が早くなり、現在では12月から出荷されるようになりました。また、クリスマスケーキ用にいちごの需要が高まることも大きな要因となっています。

おすすめいちご狩り

 淡路島は京阪神地域から車で約1時間とアクセスが良く、いちご栽培の適地でもあるため、関西でも人気のいちご狩りスポットが多数あります。

淡路島のおすすめいちご狩りスポット

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