淡路島牛乳

淡路島の豊富な食材たち

風味に自信
淡路島牛乳

 淡路島は、西日本で初めてホルスタインが導入された島です。

 明治33年、淡路島に初のホルスタイン種が導入されましたが、体格が大きく、飼養管理が難しいことや農耕に適していないという理由で、すぐには定着しませんでした。

 その後、大正8年に第一次世界大戦の影響を受けて日本経済が好転したこともあり、淡路島で酪農が順調に普及していきました。

 昭和28年頃から田中萬米翁、谷口佐一翁などの熱心な酪農家の人々が乳質改良に力を注ぎ、伝説の名牛 ”ジェネラル”、世界的超一流ファミリーの ”ピックランド” や数多くの種雄牛をカナダやアメリカ等、酪農の本場から直輸入しました。こういった世界的名牛の導入を通した、乳質改良事業は昭和62年まで続き、淡路島の乳牛は乳質や乳量、体格等が格段に良くなりました。

 淡路島では水田と野菜を組み合わせた複合農業が行われており、土づくりのためには牛を飼育することが必須条件となっています。複合農業として行われていた酪農は、今では日本に誇る牛乳に飛躍し、淡路島は西日本有数の酪農産地となっています。

おいしさの秘密・特徴

 淡路島は温暖な気候で空気も澄んでおり、自然豊かな環境にあるので乳牛を健康にします。飼育されている乳牛は、良質な乾燥牧草、トウモロコシ、穀類などを主体とした、バランスの良い栄養豊富で上質な飼料で育っているので、コクのある風味豊かな、品質の良い生乳をたくさん出します。搾乳後、淡路島牛乳株式会社という、淡路島牛乳を製造している工場に運び込まれますが、酪農家と工場の距離が近いので、鮮度を保ったまま殺菌・加工することができます。淡路島牛乳株式会社は、牛乳以外にも多くの乳製品を開発・販売していますが、同社では、品質を保つため、他産地の生乳は一切使用せず、安心・安全をモットーに、厳しい品質基準をクリアしたものだけを出荷しています。

 淡路島産にこだわった新鮮な牛乳は、濃厚で深いコクと優しい甘さが特徴です。

おすすめ・旬の時期

 基本的にはスーパー等で通年購入できますが、10月~4月の冬場は乳脂肪分が高くなり、より濃厚なコクを楽しめます。

おすすめの牛乳

 「モーツァルト牛乳」という、モーツァルトの音楽を聞かせて育てた乳牛から搾った最高級の牛乳があります。モーツァルトの音楽は1/f ゆらぎで進行する曲が多く、アルファ波を発生させる「癒し効果のある楽曲」として知られています。曲を聞いた乳牛は、心身ともにリラックスし、上質な生乳を出します。濃厚なコクですが、後味はスッキリしており、上質な甘みと優しい口当たりが特徴です。

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