淡路島なるとオレンジ

淡路島の豊富な食材たち

きわだつ香り淡路島原産
淡路島なるとオレンジ

 当時は「鳴門オレンジ」と呼ばれていた淡路島の固有種で、約300年前に発見されて以来、淡路島でしか栽培されず、ほぼ原種のまま現在まで残っている希少種です。

 品種改良がされていないため、実が落ちやすく、ひとたび地面に落ちてしまえば、傷みやすく商品価値がなくなるため、収穫率が良くありません。

 更に皮も病気になりやすいという問題もあり、生産の難しい品種です。

 昔は、淡路島のお土産といえば鳴門オレンジといわれるほどで、風味の良さが評価され、昭和前半ごろまでは高値がつけられていました。

 しかし、その後は生産量が落ち込み、存続を危ぶまれる状況にもなりましたが、この希少種を淡路島ブランドとして広めようと地域が一丸となって立ち上がり、2018年、「淡路島なるとオレンジ」と改称して、新たな一歩を踏み出しました。

おいしさの秘密

 果実はジューシーで柔らかく、皮は香りが良く菓子材料に最適で、爽やかな酸味を持ち、ほのかに苦く、タネが多いのが特徴です。

 一つの果実で150〜200ml近く絞ることができるほど果汁が多く、果皮の香りが強いので、ジュースとして飲むときは、皮ごと搾ると昔懐かしい柑橘の味がして、非常に美味しいです。

おすすめ・旬の時期

4月~8月

おすすめのグルメ

あわじしま なるとオレンジ
100% ジュウース
あわじオレンジスティック

淡路島なるとオレンジショコラ
2023年には淡路島観光協会を中心として、淡路島ならではの味覚を広く観光客に知っていただくため、宿泊施設のお茶菓子として「淡路島なるとオレンジショコラ」を新たに開発し、提供を始めました。

レシピ

マーマレードジャム
特有の苦みと香りが絶品の濃厚マーマレードジャム

<材料>
  1. 淡路島なるとオレンジ(2kg/7個程度)
  2. Aから搾る果実と果汁(200㏄程度)
  3. 中ザラ糖(250g)
  4. 水あめ(250g)
<作り方>
  1. おろし金またはピーラーでAの果皮の表面を薄く取り除く。
  2. Aを横半分に切り、果実と果汁を搾る。
  3. スプーンで果実の中ワタを取り、洗ったら、果皮を1㎜~3㎜幅に切る。
  4. 刻んだ果皮を鍋で20分程度ゆでる。
  5. ゆで汁を捨て4を繰り返す。
  6. 水洗いしたあと、一晩水に浸す。
  7. 水気をしっかり切った果皮とBを鍋に入れ混ぜながら弱火で30分煮込む。
  8. Cを入れ混ぜながら弱火で60分煮込む。
  9. 最後にDを入れ焦げ付かないように粘りが出るまで弱火で煮込む。
  10. 冷めるのを待って容器に入れたら完成。