旨み、甘み、
これが由良の赤ウニ
赤ウニは、ウニ類の中でも最高級品種といわれるほど、希少で高価です。
水深の深い岩の下に生息しており、少しでもキズをつけてしまうと、自らトゲをすべて外して死んでしまうため、扱いが難しく、漁獲量も年々減少しています。
淡路島の東浦・南浦を中心に漁獲されていますが、素もぐり漁(潜水漁業)で一つずつ丁寧に採捕するため、希少です。
由良港は、古くから良質な魚介類が水揚げされることで全国に知られていますが、とりわけ夏場に獲れる赤ウニは、京阪神はもとより東京の市場でも「平戸」「壱岐」と並び、圧倒的なブランド力を誇ります。
ウニ類は、日本近海だけでも100種を超え、よく食べられている種類だけでもムラサキウニ、バフンウニ、赤ウニなど数種類あり、それぞれ味が違います。
中でも赤ウニは、最高級品種といってもいいほど漁獲量が少なく、産地が多い西日本で多く消費されており珍重されています。
ウニは崩れ難い身の背を見せるように並べるのが一般的ですが、由良の赤ウニは腹側を見せて盛り付けるのも特徴で、鮮度が良くないと出来ない盛り方で「逆手のウニ」とも呼ばれ、京阪神の料亭や寿司屋で極上品として扱われています。
おいしさの秘密
エサとなる海藻類が豊富な紀淡海峡で育つため非常に美味しいです。
素もぐり漁により漁獲される淡路島のウニですが、中でも特に潮の流れが速く、プランクトンやミネラル豊富な海で、その栄養豊富な海藻を餌にして育ったウニが一番美味しいとされており、漁師さん達も絶賛するほどです。
ウニの日持ちや見た目を良くするため一般的にはミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)が使用されますが、これを使っておらず、雑味のない、そのままのウニの美味しさが堪能できます。
おいしさの特徴
口に入れた瞬間にふわっと広がる磯の香りと、苦味がなく、上品な甘さが特徴。
由良の赤ウニは、濃厚な旨みで甘みが強いのが特長です。
おすすめ・旬の時期
漁獲時期:6月~9月は赤ウニ(ヒラタウニ)、3月~6月は黒ウニ(ムラサキウニ)